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2007年9月アーカイブ

9/18、雑誌『塗装技術』出版社 理工出版より取材したいと連絡がありました。
何で当社がと多少戸惑いましたが、紹介者が当社の姿勢を評価しての事とわかり取材を受け入れました。
取材の予定が9/28、その様子は後日お知らせいたします。

当社でお世話になっている企業様等をこちらでご紹介しています。

今回ご紹介している「赤帽角丸運輸」さんは、緊急運送にも対応してくださる、信頼ある会社です。

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金属焼付塗装の当社実績について、紹介写真を5点追加しました。

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◆担当:上野

数日前、毎日作業終了後、行っているミーティングでメンバーと共に品質、作業等の打合せをしている中、能力向上について触れ、読んで聞かせる形で、3月12日付Yahoo!ニュースに載っていたアンケート調査の話を持ち出しました。

内容は次の通りです。
「企業の人事担当者の3分の2が、社員に求める能力として『主体性』や現状の課題を明らかにする『課題発見力』を挙げたことが12日、経済産業省の発表したアンケート調査で分かった。
ただ、若手社員にこうした能力が不足しているとする回答も4割を超え、企業が欲しい人材と、実際の戦力にギャップがある実情も浮かび上がった。
人事担当者が社員に求める能力、『実行力』(70.8%)が最も多く、『主体性』
(68.7%)、『課題発見能力』(65.8%)と続いた。
一方、29歳までの若手社員に不足していると思う能力は『主体性』(48.2%)、
『課題発見能力』(44.4%)、『創造力』(44.2%)が上位を占めた。」

この記事を読んで聞かせた後に、メンバーの1人が『今の学校教育では主体性は育まれません。』と言うのです。何故かと問い直すと『私が小学校の頃、美術の授業で絵を描き提出したら、先生が他と違うので駄目といわれ、子供心に何故他と違うといけないのか理解できず傷ついた』と言うのです。そのことが根拠となり『主体性は育まれません』発言になったとのこと。

私の学校教育の経験では先生に対し、悪感情を持つことはありませんでしたが、一度、不条理さを感じたことがあります。女の子とケンカし、先生に呼ばれ竹の棒で頭をなぐられ、私の思いでは向こうが悪いのにと依怙贔屓(えこひいき)を感じ不満に思った位です。私はどちらかといえば、よい先生に出会えた縁で、今日まで来れたと言う感謝の念があります。

「他と違うから駄目」といった美術の先生にはそれなりの判断があったと思うのですが、私から見たら軽率と感じます。なぜなら美術の授業で絵を描く行為それ自体、子供それぞれの感性を評価してあげなければならないと思うからです。
アンケート調査の結果から見ても、メンバーの1人が言った通り学校教育そのものも能力不足を助長させているのではと感じます。

かなり昔から、学校教育が問題とされていたことを思い出します。
私は、戦後新しい教育制度で授業を受けましたが、両親が戦前の教育を受けており、良し悪しで無くどの点が違うか漠然としてですが認識はありました。
幼稚園から大学を卒業するまでの教育期間中、社会人となって色々な見聞、経験をして、いつしか戦後の教育に問題ありと認識するようになっていました。

そんな時、『日本をダメにした戦後教育 東京大学教授 西 義之著』(出版が昭和51年)の本に出会い読みました。
私が危惧している点にも触れており、なるほどと納得したことを思い出します。
特に納得した点。
1 自主性尊重が子どもをダメにした。
  私の見解―子供の意見を尊重していたら、わがままを言うだけ。―
2 道徳教育をどうする。
  私の見解 ―この本で触れている山梨県の女子高校生売春事件、
  戦後婦人参政権が認められ、それによって多数生まれた婦人代議士達が女性地位向上のためにと売春防止法なるものを成立させました。その人たちは、この事件をどう思うでしょうか。--
3 職業教育についての考察 ―見直したい職業教育―
  この章に描かれていることが、私にとって一番印象深い文章でした。
  特に、職人こそ全人教育だという項です。 私の見解ですが腕のいい職人はいい人格を持っていることが多いからです。

この本が書かれて30年以上が経っていますが、昨今の現状を見るとこの著書の見解が正しいと、つくづく思い知らされます。
給食費の不払い、遊び呆けて子供を死なす親、自分の子供の躾無さを棚に上げ、先生に文句言う親、などこの本が書かれた頃の教育制度で教育を受けた連中が今の親世代に該当しているのでは。
因みに、平成14年に出版された『教育黒書』も買って読みましたが、巷間言われていることが書かれているので読んでいるうちに情けなくなり、読むのをやめ、いつか読もうと現在は本棚にしまってあります。

アンケート調査で取り上げられた『主体性』、『課題発見力』、『創造力』、『実行力』など、これらの能力を付けさせられるのか、学校教育を含め社員教育が課題となるのでは。
私はこの本の中の項―見直したい職業教育―書かれていた「大工らしい大工 大寅こと 味方寅治さん」の話に、前述した能力を身に付ける答えがあるのではと興味を持ち古本屋で『職人衆昔ばなし』を購入し早速読みました。
想像したとおり本人の気風が出ていて面白く読み、なるほどと思いました。
大寅さんのプロフィール明治33年生まれ、味方工務店店主 代々大工
『職人衆昔ばなし』が書かれた頃は昭和35年、その時代背景を想像し読んでみると、
○ 主体性という点は職業意識が育んでいるし、自分の存在価値が見えている。
○ 課題発見力いう点は、人に負けない仕事をしないければと言う自覚が育んでいる。
○ 創造力は大工仕事自体がそれを求めるから、自然に身につく。
○ 実行力で言えば、仕事が面白いから生活のすべての時間を大工仕事に費やす。
などが読んでいて思いました。

彼の生活環境、時代背景も含め、職人として必死に生きていく必要が能力を身に付けさせていると思います。
結論を言えば、アンケート調査でもとめられている能力を身に付けるのは最終的には『己の器量次第』となりますが、この時代では、「より良く生きる、役に立つ、社会への貢献」といったパブリックな面に目を向けさせ、自覚させることがまずはスタートではないでしょうか。

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