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2009年8月アーカイブ

前回ご紹介した事例と同じで、異物が固着したケースです。
塗装作業前に、見つけたので塗装不良にはなりませんでした。
この異物が研磨剤だと、作業者がわかったのは以前にもこのようなケースがあったからだそうです。
製品一つ一つ有無の確認をし、シンナーでふき取り除去して塗装し不良を回避しました。
ダイカスト製品は、トリミング、バリ取り、ヤスリがけ、ペーパーがけ、研磨、機械加工など様々な工程を経て、最終工程である塗装に回ってきますので、その間に塗装トラブルになり得る事も起こるので、不具合発生時は取引先にデジタルマイクロスコープで撮影した写真などを添えて連絡し改善のお願いをします。
映像を送ることで、直ぐご理解がいただけるので改善がスムースに進みます。「百聞は一見に如かず」です。
写真1
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写真2
拡大
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ヘアーライン研磨加工を施しています。

ネジ穴の周りにハガレが発生した事例です。
原因は、機械加工する時、加工性を高めるためタッピンググリスを使用した為と判明しました。通常は液状のものを使用するのですが、効率を考え使用したようです。
塗装のような表面加工をする製品は、汚れの残留がハガレの原因になります。

固着した汚れは取れませんので、取引先にはその配慮をお願いするのですが、分野が違うとわかりづらい面もあるのでしょう。後工程より、作業効率を優先したために起こりました。
写真をお見せして、リッキドタイプを使うよう改善をお願いしました。
写真1
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写真2
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写真3
ハガレ原因を調べるために塗装前の製品を観察して現象を確認した写真です。
ダイカスト品は、いくつもの工程を経て仕上げられるので、
作業担当者が代わったりなどして、起こるケースです。
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ページ「発注の流れ」で、被塗物のチェック事項として上げています。

7月10日、ブログでお知らせしました、3価クロメート皮膜処理装置で実効の検証を進めています。6価クロメートの代替品として使われだした頃は、付着面に難点があるといわれ、最終ユーザーの要望で3価皮膜の物には下塗りプライマーを施す塗装仕様で作業していました。
また、防錆目的で施した皮膜に関しても、着色する色のバラツキの程度も安定するかどうか調べました。
着色は※干渉色になるそうです。
※ シャボン玉に色が出る現象と同じ。
バラツキ、着色程度を見るために実際にアルミダイカストに化成処理した製品が次の写真です。
写真0
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写真1
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写真2
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写真3
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青みがかった色がつき、鋳肌によっては多少濃くなったりしました。
挽いたところは、うすく見えます。
何度か、他の製品でも試しましたが、着色にバラツキは多少認められますが、外製していた皮膜処理よりバラツキは出ず安定するのではと思っています。
防錆に関しては前処理薬品メーカーに依頼して塩水噴霧試験しました。
それが下の写真です。
材質はADC12アルミ板
写真4
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2サイクル試験では発錆を認められませんでした。
試験片ADC12アルミ板。
1サイクル 8時間噴霧、16時間休止。
防錆の実効は確認できました。
塗装したものについては、現在連続1000時間の試験中です。
テスト品は7通りで、
メラミン
アクリル
ポリエステル
アクリルウレタン
の一回塗り
アクリル
ポリエステル
アクリルウレタン
の2回塗り
これらのテストピースで試験中です。


次は付着性を確認するため、当社でアルミ板に3価クロメート皮膜を施し塗装
してクロスカット試験をして見ました。その結果が次の写真です。
写真5
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結果は良好でした。
カットしてできた線を拡大した写真が次の写真です。
写真6
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カットされた部分の線の際には付着が良くないと鋸の刃の様なハガレが出るのですが出ていません。
着色に関して、品質面でも安定したものをご提供出きるように品質管理面に心がけていきます。
また、付着性にも問題が無かったので、安心しました。
恐らく、当初の3価生成の薬品も以前より改良、改質されて良くなったのではと思います。

今回の検証で3価クロメート皮膜に関し、塗装下地用として、防錆皮膜としても問題なしと確認されました。
今後は、装置の稼動に向け塗装仕様変更に伴う手続きを済ませ量産に入りたいと思います。

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