金属焼付塗装・品質管理事例(その22)–金属表面のハガレ–

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最近、新規のご注文を受けた製品から発生したトラブルです。

付着テストの※クロスカットテープテストで判明しました。

規格通り実施いていませんが、このやり方で十分良否は判断できます。

 

※JIS規格では碁盤目試験法といい、塗膜を貫通して試験板の表面に達する切り傷を、鋭利なカッターナイフを用いて切り付け、直交する縦横11本のずつの平行線を1mm間隔で引くかして100個のます目をつくる。そこにセロテープを密着させ四角の塗膜がどの程度はがれるかで付着性を判断。2mm間隔25のます目でやる方法もある。

 

アルミダイカストの成型品。

鋳造過程で起きた不具合ですが、ダイカスト不良ではどの範疇に入りますか。

表面のハガレですから、チル層の形成が不十分だったのでしょうか。

だとすれば※破断チル層と呼ばれるものと思われます。

※スリーブ、ゲート内の凝固片が製品に混入して、それが表面にでて連続性が乏しいために負荷がかかるとはがれる。

チル層は金型に接している面にできるものです。

ハガレクロスカット200倍・4jpg (640x480).jpg

 カット線と塗膜の境目を観察し、またます目がどの程度とれるかで付着(密着)性の良否を判断します。

良くないと、境目がのこぎり刃状になり、ます目状の塗膜がハガレを起こします。

クロスカットテープ200倍・2jpg.jpg

上の写真は、セロテープに付いた金属片です。

倍率200倍で撮影、中央の白く写っている部分が金属片。

 

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