今回は、含浸処理と加工工程により発生した例をご紹介します。
含浸処理とは、ダイカスト製品の鋳巣、ピンホールを封孔する処理を言います。
紹介した部品は気密性を保持しなければならないので、その処理を施します。
その含浸跡が外観不良となったケースと加工工程で部品を強く抑える作業があるために、その際繊維クズが加工面に固着したケース並びにバリに引っ掛ったケースです。
写真1含浸跡
写真2含浸跡
’15・04・23追記
<上の写真、含侵跡、含侵処理でいう「吹き出し」と言われる不良だそうです。
専門メーカー担当者にこの現象をお話しした時、教えて頂きました。
その会社では、不良品使いとなるとの事。
綺麗に仕上がるための塗装、「ブツ(含侵吹き出し)」として不良となる現象。>
やや黄色味帯びているのは、含浸樹脂の色のせいです。
写真3 引っ掛かった繊維クズ
写真4 固着した繊維クズ
塗装は最終工程となりますので、様々な工程を経てくる中、外観不良となる要因を抱え込むケースがあります。
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