金属焼付塗装・品質管理事例(その84)腐食

材質はADC12。

 以前、鉄で塗装後糸錆が発生した例がありました。

錆の事例で、何度か海外で加工のダイカスト製品が腐食した塗装の相談を受けた事があります.

このケースは機械加工で除去して塗装。

今回の例は、推測となりますが、梅雨で湿気、水分が付いたとか、高温多湿の環境とか、保管状態に問題があったのではないかと考えられます。

作業工程で状態に気付かず、塗装工程までに及んでいたので、注意をするようにとミーティングで表面状態をスタッフに認識させておいたところ、

次ロットで下に示すような腐食状態のものが見つかった次第。

DSC_0985 (800x394)

推測ですが、離型剤がアルカリ性なので鋳造後瞬時に乾き表面に残存しています。そのような表面の一部が濡れたとか、または湿気の影響で腐食が進んだのではないかとも考えられます。

 専門家に聞いたところ、

それ以外に、目に付くほどでない腐食状態もあり、アルカリ洗浄の際その場合反応が過剰になるケースもあるとか。

その場合、濡れている状態だとその部位が黒ずみ、乾いてくると白くなるそうです。

金属は錆はつきもの、梅雨時期には発生しないよう気を付けねば!。

 

 

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