金属焼付塗装・品質管理事例(その9) メクレ、シワ、マスキング不具合

素材から発生した外観不良原因とマスキングシールの接着が弱いために起きた塗装不良の事例です。

sozaimekure2.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 素地から金属片が※めくれている状態で浮き上がっている。

※「めくれ」と表現していますが、例えて言えば肌の擦り傷が直りかけてかさぶたが出来、それが肌から浮いてる状態を言っています。

品質管理事例(その4)でダイカスト不良の項目を紹介しましたが該当する項目が無くこのような表現をしました。

 

 

sozaisiwa.JPG 

 

 

 

 

 

 

すじが通っているところを シワと呼んでいます。

 

tosouhamidasi1.JPG

「塗装はみ出し」と説明している所、マスキングシールの貼り付けが不十分だったため塗料が入り込み不良となったものです。

昔に比べマスキング養生品がよくなり、様々な形状にシールをカッティングしたものが入手できるので以前よりまして正確なマスキング作業が行える様になりました。

耐熱性がしっかりしていることも重要な要素です。

当社で使用しているものを紹介します。

mask1.JPG 

 

 mask2.JPG

 

mask3.JPG

今は、マスキングを施す製品が増え、シール以外にも冶具を製作してマスキングをします。塗装の品質精度が高くなった結果でしょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

過去の品質管理事例


→社長ブログを見る

follow us in feedly  
RSS